しばらく留守にしていた。不安になった者もいるだろうか……。
心から非礼を詫びよう。すまなかった。

不在の間も、O★Zの音楽を受け取ってくれた者が大勢いたそうだな。
SNSなどに想いを綴ってくれていたとも聞いている。
アンジュたちも心を打たれたことだろう。
改めて、俺からも礼を言わせてほしい。感謝する。

さて。前回の更新担当者、アンジュからの質問に答えよう。
質問というより、相談に近いだろうか。

・音のカケラは聞こえるのに歌にはならない時がある。
・レコーディングではライブの時のように歌えていない気がする。

まず伝えておきたいのは、自分を追い詰める必要はないということだ。
どちらも己の気持ちに、そして音楽に対し、真摯に向き合っている証拠だからな。
俺たちは、自分の心から湧き上がったものしか歌えない。
だがその湧き上がるものが常に熾烈で、鮮烈なものとは限らないのも事実だ。
アンジュ、お前の言う「音のカケラ」は、生まれたばかりの想いなのだろう。
上手く言葉にならず、すぐには歌えなかったとしても……。
それは間違いなくお前のものだ。どうか大切に育ててほしい。

２つ目の問いだが、そう感じるのはお前に限った話ではないのだろうと思う。
俺から言えることは、ひとつだけだ。
レコーディングスタジオを、ライブ会場だと思って歌えばいい。
場所が変わっても、マイクの向こう側にいる誰かを想って歌うだけだ。

ひさしぶりの更新とあって、長く書きすぎたな。
そろそろ筆を置こう。

まもなく、O★Zラストライブの幕が開く。
俺たちの音楽を愛する者たちと逢えるのを楽しみにしている。
いい夜にしよう。