SPECIAL

スタッフインタビュー

監督
田中智也さん

作品との出会いを振り返って思い出されることは?

昨今の歌をテーマにしたアニメはアイドルや学生のバンドものが多いなか、“ヴィジュアル系“をテーマにすると聞いて大変ワクワクしたのを覚えてます。
自分が学生時代にカッコいいと感じたヴィジュアル系に、少しでも近づけるようにしたいと思いました。
原作・音楽プロデューサーの上松範康さんからは、もう一度ヴィジュアル系を流行らせたい、ヴィジュアル系の良さを若い方たちに伝えたいという熱い思いを聞かされて、自分も同じ気持ちになったと同時に、すごくプレッシャーを感じました。

「監督」として注力されたポイントは?

今作はキャラクターたちがヴァンパイアということで、人にはない力を使い、不老不死という、ある意味完成された存在です。ただ、そんな存在であるにもかかわらず人間以上に人間臭く、熱い想いを持っていまして、その根っこの部分を大切にして映像化することが大変でした。
ヴァンパイアは、想いを歌にするという事もありまして、それぞれのキャラの想いをどれだけしっかりと見せたうえで、歌を聞いてもらえるかがポイントになっていると思います。
歌を聞いて頂けるとわかると思うのですが、ドラマ部分では伝えられなかった熱い想いがこもっていますので、ドラマと歌を切り離さずに、ドラマ部分の延長として歌を楽しんでいただけたらと思います。

特に気になるユニットは?

気になるユニットはLOS†EDENです。サガという圧倒的なカリスマを中心に集まった個性豊かなチームで、見ていて一番楽しいですね。全員が全員をリスペクトしつつ、自由に生きているところがヴィジュアル系のイメージとピッタリだと思います。
音楽においても、一番激しい曲調で、これぞヴィジュアル系と思ってます。

ビビッときたシーンを1つ教えてください!

#1の後半で、主人公のアンジュとギルが向かい合っているシーンの、月をバックにしたギルです。特に動いているわけでも、話しているわけでもないのに、そこにいるだけで絵になるというか、とにかくオーラがすごいです。
ヴィジュアル系のカッコよさが極まっているシーンだと思いますので、楽しんで見てもらえたらと思います。

ズバリ、ご自身が〝美〟を感じるものとは?

月です。夜中に散歩をすることが多いのですが、時々見える綺麗な星空と月を見ると何故かテンションが上がってしまいます。

最後に1話のみどころや「ヴィジュアルプリズン」を楽しんでくださっている方たちへメッセージを!

#1の見どころは歌です。これぞヴィジュアル系という歌がたくさん流れますので、歌のカッコよさ、ヴィジュアル系のキャラのカッコよさを楽しんでもらえたらと思います。
#2以降も、たくさんのカッコいい歌がありますので、ドラマパートと合わせて楽しんでもらえたらと思います。